通常の状態からバイアグラ服用後の血圧の変化について

 

バイアグラの取扱説明書

一酸化窒素は広く生体内に分布する血管拡張因子です。心臓脈犬循環系における一酸化窒素の供給源は、内皮細胞及び血管周囲神経末端です。生理的な条件下では、血管壁への刺激の変化が一酸化窒素の放出を引き起こします。

 

循環毛中の中の一酸化窒素の量はわずかであり、また、一酸化窒素自体も不安定です。その作用は放出された場所に局所的で、血管抵抗を変化させ血圧の調整に関与します。

 

循環血中の一酸化窒素の量が少ない

弱い局所的な血管拡張作用

わずかな血圧低下

 

生理的条件下にいてバイアグラの血圧への影響は軽度から中程度であり、この範囲の血圧の変化は、用量に相関せず(25ミリグアムから800ミリグラムの容量範囲)、また、めまいを伴う顔面校長や軽い頭痛を除いては、関連する症状は一般には出現しておりません。

 

循環血中の一酸化窒素量が少ない

局所の血管拡張作用

弱い血圧低下

 

患者さんが硝酸薬の治療を受けている場合は、循環血中に高いレベルの一酸化窒素が存在します。血管平滑筋に存在するホスホジエステラーゼタイプ5(PDE5)を阻害することにより、バイアグラは循環血中の一酸化窒素の持つ血管拡張作用を高め、その結果として血圧が有意に低下します。

 

外因薬の硝酸(薬剤の投与)

循環血流の一酸化窒素の増加

バイアグラによって一酸化窒素の血管拡張作用が増強

臨床的に有意な血圧低下

 

シルデナフィル以外と硝酸薬の血管拡張剤との併用について

 

硝酸薬を投与されている患者さんにおける血圧低下を、バイアグラが増強しえるという現象は、そのほかの血管拡張剤では見られていません

 

バイアグラの臨床試験における安全性のデータを見ますと、高血圧治療剤を服用している患者さんにバイアグラを併用しても血圧低下に伴う症状を悪化するリスクはありませんでした。

 

このことは、高血圧または狭心症の治療のためにカルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、、αブロッカー、βブロッカー、利尿剤を単独もしくは併用で服用している患者さんにも当てはまりました。

 


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